どらぽん

「宙を駈ける」 　　　　　　　　　　　　作　どらぽん （わたしは将来どうなるんだろう？　いつかは死ぬんだ。でも、そのいつかはいつ来るんだろう？　明日かもしれないし、ひょっとしたら百年後？　それまでは必死になって生き...

「今日という日」 　　　　　　　　作　どらぽん 晴れてるね！ 気分がいいね！ すっきりとした青い空 葉は緑色に輝いて 心の中は、すみきったみたい 透明な水を手にすくって のみほし...

「くまと人間」 　　　　　作　どらぽん くまがいまして、お腹を空かせていました。 川の岸に行って、魚を食べようと、くまはばしゃばしゃ、 川の中で魚を捕まえようとがんばりました。 けれども、魚は一尾...

「夜は続く」 　　　　　　　　　作　どらぽん 夜のこと 眠れない時間を 外の様子に 耳をすませる 何かの物音 なんの音？ 胸のなかは、せわしなく 尖って刃 すさんでいくハ...

「自由」 　　　　　　　　　　　　　　作　どらぽん 雨が降る 雨が止む 晴れた空 曇った空 傘をさすとか 長ぐつはくとか 自転車に乗るとか 歩くとか ときには走ったりする...

[公園での出来事］ 　　　　　　　　　　作　どらぽん 公園に、風船売りの女の人がいて、一人で 寂しそうでした。 まだ、子どもが辺りにいないし、子連れの人も いないので、風船が売れないんでしょう。 ...

「水鳥も恩を返す」　 　　　　　　　　　　　　　　　作　どらぽん 水鳥が湖にいました。 小さな鳥で、飛べないでいました。 つばさが、ケガをしているのです。 それで、もがいてもがいて、必死になるんですが...